【エントリー部門】アイディア部門
【応募者属性】社会人
【応募者名】オオイシ ナオヤ
【エントリー作品の権利指定】CC BY
【エントリー作品のURL】http://area-benchmarking.meta-dog.com/
【利用しているオープンデータ】統計LOD
【利用しているパートナーリソース】総務省統計局、独立行政法人統計センター 統計LOD
【エントリー作品の詳細説明】
アイデアソンやデータハッカソンのような市民活動の際に最初に作業の壁となるのが課題設定です。コミュニティの参加者の誰もが納得して協力できる客観的な課題を設定することは、問題解決のプロセスの中でも本来大変時間がかかり難しく、かつ重要なパートのはずです。
地域の課題設定のパターンの一つとして、類似した傾向を持つ他の地域との比較で、地域の短所と長所を浮かび上がらせる方法が考えられます。他の地域を比較対象・ベンチマークとした課題設定の手法は、問題の解決策や方向性が見つけやすい比較的効率的、現実的な手法なのでは無いかと思います。エリアベンチマーキングは、他地域との類似度などの情報を提供し、市民活動にデータを基にした地域の課題発見のためのツールとして活用してもらいたいと考えています。
エリアベンチマーキングは「統計LOD」からSPARQLによって各市町村区の統計データを取得し、最大36次元(登録時点)の特徴ベクトルを元に機械学習によって市町村区間の類似度の可視化を行います。統計データを可視化して地域間を比較することにより、自分たちの地域の特徴や自分たちの地域がこれからより成長させていく価値のある強み・改善すべき点などが再発見できるのではないかと考えています。
またエリアベンチマーキングでは、取得した政府統計データからデータセットを入れ替えた分析を提供することも予定しています。産業や教育、就業、医療福祉、時間軸など様々な視点から地域間の類似性や、地域の強み・課題などを可視化したいと考えています。
Update: Jan 29, 2017
(オーイシ)