「未来スカウター」(https://app.code4.nagoya/ds/)はウェブ上で、日本全国の市町村それぞれの人口の動きをみられる地図ベースのツールです。人口データは総務省が公開している教育用データセット SSDSE(https://www.nstac.go.jp/SSDSE/)及び、E-Stat(https://www.e-stat.go.jp/)から取得したものを使用し、都道府県コード及び市区町村コードをキーとして、緯度経度付きのオープンデータとして公開されている国土地理院の白地図(http://www.gsi.go.jp/index.html)と融合しました。
「未来スカウター」のリンクを開くと表示される日本地図は各市町村が4種に色分けされており、近隣の市町村と比べることができます。2016年に人口の自然減(死亡数が出生数を上回る)が起こり、さらに人口全体も減った市町村は最も淡く、人口の自然増(出生数が死亡数を上回る)が起こり、かつ人口全体も増えている市町村は最も濃い色になっています。次に、ユーザーが住んでいる、または住むことを考えている市町村をクリックすると、その町の人口の動きを示すデータが表示されます。
「未来スカウター」のデータベースはPostgreSQL(https://www.postgresql.org/)を基本に、地理情報を扱うための拡張モジュールであるPostGIS(https://postgis.net/)を用いて構築しました。行政区界の生成と表示を高速化するためにMaterialized View(https://www.postgresql.org/docs/10/static/rules-materializedviews.html)を使いました。スマートフォンやPCなど様々なプラットフォームで動作するよう、フロントエンドにはHTML5とJavaScriptを使用しました。
Update: Oct 1, 2018
(Yasunobu Igarashi)