Creativity Sharing and
Entrepreneurial Support

石巻ビジネスアイデアソン

event date: Oct 25, 2014
License : CC0
「震災後の2021年までに石巻から1000人のIT技術者を育成する」という目標を掲げて石巻市を中心に活動しているイトナブ石巻の全面的なバックアップを得て、アットホームな雰囲気でアイデアソンが行われました。 土曜日の開催ということもあり、中学生や高校生も参加し、  1. 防災への問題意識が高い街作り  2. 子育てをよりしやすい街作り   3. 仮設住宅から一般住宅へ移り住み、それに関わる問題の解決  4. 市役所内でのコミュニケーション活性化と社内モチベーション向上  5. 地域の住民が必要としている情報がわかりやすい街へ という5つのテーマでディスカッションを行いました。 日時:平成26年10月25日(土)13:30~(13:00受付開始) 場所:イトナブ石巻事務所    (宮城県石巻市中央2-10-21 石巻駅から徒歩10分) 主催:(一財)日本情報経済社会推進協会・gコンテンツ流通推進協議会 共催:経済産業省、イトナブ石巻 後援:石巻市、Code for Japan 協力:オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン プログラム:  13:00 受付開始  13:30 開催挨拶  13:55 ライトニングトーク  14:30 ディスカッション  16:30 結果発表  17:20 閉会  17:40 懇親会
Update: Apr 2, 2015

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◎グループ① テーマ:  防災への問題意識が高い街作り ◎ファシリテーター:  東 修作氏 (オープン・ナレッジ・ファウンデーション・ジャパン) ◎アイデア名称:  「防災イベント」で防災意識を高める ◎利用するオープンデータ:  ・訓練実績、内容、回数の情報  ・ハザードマップ  ・口コミ(体験談) ◎議論の概要 ■防災訓練に何故参加しないのか? (いかにして、参加していない/意識が低い人を集めるかが課題) 開催方法:  ・時間が強制されるのはツライ(日曜は寝ていたいよ…)  ・災害の想定が地震/水害ばかり(過去にやったことあるしなぁ)  ・結果のフィードバックがないけど、どーなっているの? 意識:  ・参加しない、もしくはリピーターにはならない   →自分に必要なものだとは思ってない人が多いことに起因するのでは。   →でも、それが正しいとは限らないから、もしかしたらそういう人こそ訓練が    必要なのかも。  ・独自で実施している訓練には参加しているから、足りている。   →例えば老人ホームでは、月1回実施している。   →訓練内容が特徴的(車いすの避難/誘導など)で、意識は高い。 情報発信:  ・若者は市報、新聞等は読まない(そもそも情報が届かない)。 ■解決策は?? 【真面目なアイデア】  ・ターゲットを絞る/シチュエーションを変えるなどして、複数回開催する  ・避難訓練フォーラムを開催し、幼少期から意識を高める   →体験談は説得力がある(次世代へ受け継いでいこうよ) 【自由な発想(楽しくやろうよ)】  ・スタンプラリー(楽しく街を歩き、街を知る)  ・イベント(ハロウィン)等  ・避難訓練ドットコム(鬼ごっこ/SASUKEなど)   →仮面ライダー等、コンテンツは豊富にある。         ↓↓↓ 何かのイベントと連動して、「防災イベント」と構えることのないようにすることが重要(若者がポジティブになるように)
Update: Apr 2, 2015 (Tetsuya GUNJI)
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◎グループ② テーマ:  子育てをよりしやすい街作り ◎ファシリテーター:  原 亮氏 (Fandroid EAST JAPAN) ◎アイデア名称:  「ママのための問題解決道場!!」  「公園を子供が集まるところにする」 ◎議論の概要 【アプローチ】 生駒の場づくりに学べ!(CODE for IKOMA)  ・30数名で150のアイデアスケッチ    ※ 某大手社内アイデアソンと同水準  ・アイデアが具体的できめ細やか    ※ 同じアイデアでも室に差が出る  ・副市長「ぜんぶ実現したい」 【アウトプットのイメージ】  ・人や声が集まる場づくり  ・アイデアを次に託す  ・実現させる人・集団の形成 等 めざす成果:「石巻版子育てナレッジバンク」 子育てのニーズを当事者から集め、 アイデアを次の場につなぎ、 実現させていく仕組みを、 石巻につくろう 【創出されたアイデア】 ■ママのための問題解決道場!! 悩みを抱えている母親が道場に悩みを持ち込むと、問題解決ノウハウのある解決家(起業、教育実習生等)がお悩みを解決してくれる。 ■公園を子供が集まるところにする 公園を親子が集える場として充実させる(遊具を工夫する)ことで、情報の共有を促す。 ■その他アイデア 「何かあったら頼れる窓口」 「子育てしている人が集まりやすい場を作ろう!」 「地域とのコミュニケーションを取りやすくする」 等
Update: Apr 2, 2015 (Tetsuya GUNJI)
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◎グループ③ テーマ:仮設住宅から一般住宅へ移り住み、それに関わる問題の解決 ◎ファシリテーター:  小俣 博司氏(Code for Namie) ◎アイデア名称:  仮設でもHAPPYに! ◎議論の概要   【仮設住宅の課題】  ・2.4万人仮設に入っている。  ・仮設はプレハブではなく、見做し仮設にも入っている。  ・5年しか入れない(当初は2年だった)  ・建物の耐久性から見て課題  ・埋立地に立てているので、杭の上にのっかっている状態なので、危ない  ・仮設の建て替えは望まれていない  ・学校が遠くなる  ・4000戸の復興住宅を建設中  ・全壊しか入れない  ・それ以外をどうするか・・・  ・意向確認している状況 【引きこもったお父さんを外に連れ出すには?】  ・ちょっとした高齢者の方に、おせっかいする(積極的な声掛け、同人会など)  ・同じ趣味を持っている人を引き合わせる(見つけるまでが大変)  ・趣味  ・祭り  ・麻雀やルーレットをやる場を作る  ・近くで出やすいきっかけを創る  ・仮設のまわりに娯楽的なものが無い、コンビニもない。いい釣り場が無い。  ・自分のプロファイルを外に出せる場を創る 【引っ越してナジムには】  ・引っ越し先の情報を早めに抑えたい  ・お試し入居 【家ごと取り換える】  ・組み替えて、仮設のある場所に作れないか  ・宅建メーカーが建設し、ショールームにして、情報発信してもらう。 【解決するには?】  ・移動先の情報提供  ・お試し入居  ・仮設の場をショールーム化  ・娯楽所(麻雀など)を創る    ↓↓↓  情報は発信するところに集まる!
Update: Apr 2, 2015 (Tetsuya GUNJI)
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◎グループ④ テーマ:市役所内でのコミュニケーション活性化と社内モチベーション向上   ◎ファシリテーター:  関 治之氏 (Code for Japan) ◎アイデア名称:  オープン市役所! ◎議論の概要 ■課題、ニーズ出し・・・ ・市役所のサービス(?)   ・東京の区役所はすごくアテンドしてくれた・・・   ・人数が多いから細かいサービスができるのかな? ・市役所はなにしてるかわからない   ・⇒公民館、図書館も実は市がやってます ・Webサイトとかで、欲しい情報がなかなかない   ・市のWebサイトが不便 ・窓口で待たされるのが嫌   ・あらかじめ来庁時間を予約できたりすればいいのに   ・市役所職員も、待ち時間が長いのは悪いなと思っている ■そもそも、内部のコミュニケーションという話になったの?(市役所への問いかけ) ⇒あえてふんわりさせた・・・ので、現場の細かい話を ・縦社会で、横のつながりがない・・・隣の部署で何がおこっているか?とか   ・いわゆる「たらい回し」の原因のひとつなのでは? ・縦割りはきっとなくならない   ・コンシェルジェ的な人がいたら、たらい回しの数もへるのでは? ・石巻市では、総合受付でおおまかな振り分けを案内している   ・中に入ってからたらい回しにされている???   ・人が少ないのが原因なのか? ・異動多いよね   ・異動されると、職員側でもリセットされてしまう   ・ただ、情報の引き継ぎは一応できている   ・対外的なコミュニケーション ■組織内での「活性化」とは? ・学校で言うと・・・   ・文化祭 ・なんで文化祭で活性化する?   ・組織内で売り買いがある   ・みんなで何かを作り上げる ・役所内でのイベントはなにかある?   ・互助会のような組織でソフトボール大会をやる   ・結構参加する人は多い。課で対抗戦とか ・組織内の「言いたいことが言えない」なんてことは?   ・立場もあるので(総務部門とか)、ないとはいえない   ・割り振られた立場というものがあるので、まずいときもある   ・完全匿名のTwitterとかで、一日一回書き込めとかやったら面白そう ・市役所と国を比べると、国のほうがオープンな印象(出向経験より)   ・市役所は、上の方の意見が強い   ・国は、組み立てをみてくれるので、現場の意見が通りやすい   ・⇒市役所だと、トップダウンのしくみが強固なのか? ・意思決定はどのように行われる?・・・こういう提案があったとして   ・企画書を作り、補佐⇒室長へとあげていくイメージ ・企画書はみんなが作れる環境にある?   ・ルールで仕事をしているセクション(法執行)と、何かを創造するセクションでは意識は違うと思う   ・たとえば、観光課のようなセクションは活発だと思う ■学校ネタから・・・ ・ほかの科(機械科とか電気科)との交流はほとんどない   ・部活が一緒でもないと、ほとんどほかの科と交流はない   ・市役所でも、一応サッカー部や野球部があるが、そんなに活発に活動していない ・大学のゼミでも、教授によって雰囲気が全然違う   ・先生のキャラクターに依存か? ■では、上の人に理解してもらうためには? ・過去のアイディアソンとかでも、その場ではかなり盛り上がるものの、「持ち帰って検討」のその後は???   ・上の人に理解してもらう/受け入れてもらうには?   ・⇒数字を見せる。データを見せる。企画書をつくる   ・⇒「視覚化」も重要・・・部長レベルとかになると、何本も企画書をチェックすることになる・・・   ・⇒たとえば検討のプロセスを動画でプレゼンするとか   ・⇒5分で観れますとか、そういう工夫 ・市民参加の企画に説得力はないの?   ・市民の属性にもよる・・・市役所視点だと、町内会長や組合の長の意見のほうを重視しがち
Update: Apr 2, 2015 (Tetsuya GUNJI)
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◎グループ⑤ テーマ:地域の住民が必要としている情報がわかりやすい街へ   ◎ファシリテーター:  平古場 浩之氏(みずほ情報総研(株)) ◎アイデア名称:  猿いたマップ ◎利用するオープンデータ:   ◎議論の概要   ■「情報の中身」というよりも、どういう形で情報を得るか、が大事だという議論に  1. 大事な情報は通知してほしい  2. どこで起こっているのか地図で欲しい  3. その情報が必要な(有効な)時間は?  4. 決まった場所(間違えずに行き着く)  5. 事前に教えてほしい(計画を立てられる) ***************************************************  6. 自分たちが伝えたい *************************************************** ■ひとりのメンバーのからのふとした話  ・石巻の山手のほうでは猿やシカが出る  ・畑や家のモノを荒らしたりして大変だ  ・こうした情報は市役所に寄せられてはいる  ・ただ市のホームページ等で告知しにくい    ・通報のあった場所に出没するとは限らない    ・市として確認した情報ではない  ・市民が他の市民みんなに伝えられればそれは「役に立つ」情報なのでは?  ・そんな市民が自由に情報をマップ上にプロット出来るようなプラットフォームが欲しい      ↓↓↓    猿いたマップ
Update: Apr 2, 2015 (Tetsuya GUNJI)

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