政府や自治体など公的機関による「オープンデータやビッグデータ」に関する取り組みが活気を帯びています。種々のデータが政府の透明性の向上、政治への参加の促進、マルチセクターによる協働の推進などの原動力となることが期待されています。
都市の経済活動の重要な要素である観光MICEの分野でもデータの活用には注目が集まっています。データによって人の流れを捉え、それをどう活かすか。旅行者への情報提供の機会をどう生み出すか、多様化する旅行客のニーズに対し、地域資源をどうやってマッチングさせるのか等、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、こうした課題へのチャレンジが求められています。
本セミナーでは、1992年に開催された夏のオリンピックを契機に一躍観光大国へと発展したバルセロナに着目、元バルセロナ市職員、現マサチューセッツ工科大学SENSEable City Lab Research Affiliateの吉村有司氏に講演していただき、バルセロナの観光産業の光と闇をあきらかにしていきます。
そして、横浜市内の取り組み事例の紹介の後に、パネルディスカッションでは日本における観光MICEをどう発展させていくべきか、「オープンデータやビッグデータ」の活用というキーワードとともに議論を展開します。
※本セミナーは平成27年度横浜市経済局「オープンデータ活用ビジネス化支援事業」の連携イベントとして実施します。
Update: Dec 7, 2015
(Sayoko Shimoyama)