【エントリー部門】
アプリケーション部門
【応募者属性】
社会人
【応募者名】
野口靖
【エントリー作品のURL】
http://foodradiation.org/lod2015/
【エントリー作品の権利指定】
CC-BY
【利用しているオープンデータ】
・食品中の放射性物質の検査結果
厚生労働省(食品中の放射性物質の検査結果 確定)
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000045250.html(日本語)
http://www.mhlw.go.jp/english/topics/2011eq/index_food_radioactive.html(英語)
上記データを加工して作成しました。
・地図上の行政区域データ
国土交通省「国土数値情報(行政区域データ)」をもとに加工しました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/0000045250.html
・各国、各機関におけるセシウム基準値データ(独自作成)
http://foodradiation.org/map/standard_level150228.xlsx.zip
【利用しているパートナーリソース】
【エントリー作品の詳細説明】
厚生労働省が発表している、日本全国の「食品中の放射性物質の検査結果」を視覚化したインタラクティブマップです。チェルノブイリ事故から現代に至るまでの、各国各機関のセシウム基準値と日本の基準値を比較することができます。
このインタラクティブマップは、2011年3月から現在までの各都道府県・市区町村別で検査された食品中のセシウム濃度(134と137の合計)の検査結果に基づき、基準値を超えた検体の割合を色彩によって表示しています。セシウム濃度の高い上位10点は「トップ10」パネル上で詳細表示されますが、詳細には参考としてヨウ素131の値も表示しています。
また、このマップは2つの特徴を持っています。1点目は、このデータは厚生労働省が発表している125万件以上の検査結果(2016年1月時点)から、セシウム(134 + 137の合計)の濃度が基準値を超えた割合をインタラクティブマップ上で視覚化しているという点です。
2点目の特徴は、チェルノブイリ原発事故後の各国各機関における食品中の放射性物質基準値が比較できるという点です。事故直後には日本の暫定基準値は緩すぎるという批判もありましたが、実際に各国の基準値が客観的に比較できる資料は世界的に見ると実は皆無に近いと言えます。
今回、極力一次情報にあたり、チェルノブイリ事故後の各国各機関のセシウム基準値を登録しました。これらの基準値でもし日本の食品を再検査したら、基準超過する食品の割合がどの程度になるかが比較できます。つまり、基準が緩ければ基準超過する検査個体が減り(赤い地域が減る)、基準が厳しければ基準超過する検査個体が増える(赤い地域が増える)ことになります。
Update: Jan 13, 2016
(Yasushi Noguchi)