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PROLOQL Extension:LODを利用した文書理解補助システム

License : CC0
・PROLOQL Extensionは、LODを利用した文書理解補助システムです。 ・単語の上位概念を理解して、単語ごとにSPARQLクエリを切り替えて検索するなど、高度な検索ができます。 ・Google Chrome上で動作するChrome拡張アプリとして実装されています。
Update: Feb 16, 2017

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【エントリー部門】アプリケーション部門 【応募者属性】学生 【応募者名】NBKN 【エントリー作品の権利指定】CC BY 【エントリー作品のURL】 https://chrome.google.com/webstore/detail/jmhofcnnlhijceldmgobpcdlflnehago 【利用しているオープンデータ】 ・DBpedia(http://dbpedia.org/sparql) ・日本語DBpedia(http://ja.dbpedia.org/sparql) ・添付文書(http://www.info.pmda.go.jp/psearch/html/menu_tenpu_base.html) ・PharmGKB(https://www.pharmgkb.org/)
Update: Jan 16, 2017 (NBKN)
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【エントリー作品の詳細説明】 ・PROLOQL Extensionは、LODを利用した文書理解補助システムです。専門用語理解や単語の表記揺れの解決を補助します。 ・現在は例として、Pmda(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)が公開している添付文書を対象としています。 ・添付文書のような医薬文書は特に専門用語や表記揺れが多く、コンピューターの自律処理が難しい文書です。 PROLOQL Extensionの主な機能は次の5つです。
Update: Feb 16, 2017 (NBKN)
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(1) 既知語表示機能 ・ブラウザ上にて、辞書に登録されている単語に赤線を引き、既知語であることを強調します。 ・以下の画像は、抗悪性腫瘍薬の一種であるイリノテカンの添付文書のページ(http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/4240404A1130_3_02/)にて実行した例です。
Update: Feb 16, 2017 (NBKN)
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(2) マウスオーバー時に情報を表示する機能 ・既知語をマウスオーバーすると、LODから情報を取得して、それを表示します。 ・次の画像は「カンプト」という単語にマウスオーバーした例です。 ・ここでは単語の一般名称(Common Name)、オプションで指定した言語での表記、単語のカテゴリーを表示しています。 ・表示された情報によると、「カンプト」の一般名称は「イリノテカン」であることが分かります。(カンプトは株式会社ヤクルト本社が販売している商品名です)さらに、「イリノテカン」の英名は「Irinotecan」であり、抗がん剤の一種であることがわかります。
Update: Feb 16, 2017 (NBKN)
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(3) 右クリックアクション(Right Click Action) ・文字列をドラッグし、それを右クリックすると、独自の右クリックメニューが表示されます。 ・次の画像では、独自メニュー「Get Abstract of」というメニューが表示されています。
Update: Jan 15, 2017 (NBKN)
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このメニューをクリックすると、 select ?abst where {  <http://dbpedia.org/resource/選択した文字列> <http://dbpedia.org/ontology/abstract> ?abst .  FILTER(LANG(?abst) = "ja") } というSPARQLクエリが実行され、取得した結果が表示されます。
Update: Feb 16, 2017 (NBKN)
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(4) 言語切り替え機能 ・表示する言語を切り替えることができます。 ・下図は、「Get Abstract of」の表示結果を英語にしたものです。 ・この機能により、日本語の専門文書を海外の方が母国語で理解することを手助けすることも可能です。
Update: Feb 16, 2017 (NBKN)
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(5) ユーザー定義ルール ・上述した(3)右クリックアクションは、ユーザー独自のものを定義できます。 ・以下の画像では、「単語のカテゴリーが "場所"に関係するものであった場合、Google Mapで検索する」というルールを設定しています。そのうえで、「神奈川県横浜市緑区長津田町 4259」をドラッグし右クリックした時の画像です。「Open Map」というメニューが表示されていることが確認できます。 ・ちなみに上述した「Get Abstract of」は、「全ての文字列に対し、意味を検索する」というように定義されたものです。
Update: Feb 16, 2017 (NBKN)
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メニュー「Open Map」をクリックするとGoogle Mapで住所を検索した結果が表示されます。
Update: Jan 15, 2017 (NBKN)
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次の画像では、「『遺伝子名 + ' * ' + 数字』をドラッグした時、PharmGKBというページで検索する」というルールを設定しています。そのうえで「UGT1A1*6」をドラッグし右クリックした時の画像です。「Open PGKB」というメニューが表示されていることが確認できます。 ここで、「UGT1A1*6」は場所に関連した単語ではないので、メニュー「Open Map」が表示されていないことに注目してください。
Update: Feb 16, 2017 (NBKN)
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Update: Jan 15, 2017 (NBKN)
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以上のように、PROLOQL Extensionは、単語の文字列やカテゴリ(上位概念)を理解し、単語の種類に応じた高度な検索を行うことができます。 実際にダウンロードして、ぜひお試しください。
Update: Jan 15, 2017 (NBKN)
Idea detail
【関連する応募作品】 上述した(5)ユーザー定義ルールは、ここに記載した「PROLOQL独自ルール」を利用して定義しています。
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Update: Feb 16, 2017 (NBKN)

Grant Information

Suggested fund information for realizing the idea.

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・PROLOQLは、PrologとSPARQLを統合した推論システムです ・LODのデータを利用し、バックトラッキングによる推論を行うことができます ・独自のルール定義や文字列置換などの特殊関数により、LOD間の差異の吸収やSPARQLの拡張ができます
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