【エントリー作品の詳細説明】
須坂市埋蔵文化財整理室は、須坂市における発掘調査により出土した埋蔵文化財の整理を行っています。
年に1度の整理室公開に合わせて、地域の子供達に埋蔵文化財や、それらを発掘、修整、整理する各工程をわかりやすく、かつ楽しく伝えるために、須坂市ビーコンプラットフォームの利活用事例の一環としてアプリ制作がなされました。
須坂市ビーコンプラットフォームが屋外を中心としたビーコンインフラであるのに対して、当プロジェクトは屋内の各部屋ごとに割り当てられた各作業工程に1つ、汎用型BLEビーコンを割り当て、クイズ形式によってラリーを行う仕組みになっています。アプリのひな型として、同市須坂市動物園向けの宝探しアプリを改修する形で実装されました。
動物園アプリ同様に、当アプリはLinkDataを活用しており、ネイティブアプリの更新なしに、クイズ問題などを職員さん自身でいつでも修正・更新することが可能な仕組みになっています。
本取り組みにおける工夫点としては、アプリ素材に実在する人物の似顔絵イラストのオープンデータの取り組みがあります。通常写真などに写った人物には肖像権などがありますが、似顔絵の扱いに当たってはその取扱いもケースバイケースであり、注意して扱うことで似顔絵のオープンデータ展開も可能ではないかとの考えに至り、関係各所との調整によって実現しています。
この似顔絵を描いたのは須坂市埋蔵文化財整理室に勤務する職員さんによって描かれました。
似顔絵イラストを実際に説明パネルなどで活用したりすることで、特に子供たちなどへの内容理解の促進に寄与するとともに、オープンデータとしての新たな活用事例へと繋がればと思っています。
なお、当アプリは期間限定でのアプリ公開のため、AppStoreなどでの公開はしておりません。当エントリの補足資料にあるイベント記録ページをご参照ください。