マニュアルLOD
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我々は、按摩器や自転車などの機械製品、スマホや食洗器など家電製品を日常的に使っている。
しかし一度トラブルになった時、分厚いマニュアルを読まないといけなくなる。そういう時にアレクサなど
質問応答で答えが返ってくれると嬉しいと思ったことはないだろうか。機械がそこまで一気に賢くなるのは
難しいがそこに少しでも近づける方法を考える。マニュアルをLOD化することである。
統一された用語などにより、マニュアル作成・更新のコスト軽減が期待できる。アップルではそもそもマニュアルを作っていない。アフォーダンス理論の基に触っていくうちに使いかたが解かるように製品を開発している。しかし現状ではiTunesのように利用手順の説明が足りないケースもある。
AIでは実世界と相互作用するロボットに身体性・記号接地問題が存在するが、情報が構造化され機械可読となることで、LOD化されたマニュアルの先には質問応答システムが待っている。説明記述の整理が見込める。
統一概念が普及することでユーザーの製品理解が深まる。業界統一概念と企業独自機能・追加機能が容易に分離できる。類似製品間の比較も容易になることが見込まれる。
マニュアルLODのメリットを以下に記す。
1.複雑化・多様化する家電製品の機能説明書を継続的に改善
2.マニュアル内容をRDF化することで、情報が構造化され、説明書を表示系と内容に分離される。企業間での記述語・スタイルを統一できる道を開く。
3.マニュアル作成費用の削減、用語の統一などが期待できる。
4.RDFリポジトリに機能説明を入れることによりオープン化と継続的発展が図れる。
5.機械情報がLOD化されると機械可読となり質問応答システムなどにつなぐ道が開かれる。
6.マニュアルの自動作成などコスト削減が見込まれることでも企業からの協力が期待できる。
さしあたって現在あたってるのはスマホ操作法などを記述したマニュアルテンプレートを議論展開ツールなどで
共同構築できるWEBツールを使用することを考えている。
Update: Oct 18, 2020