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駅のバリアフリールート検索(通勤情報を可視化することによる通勤問題解決2014)

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昨年度に引き続き、オープンデータ&オープンイノベーションで通勤問題解決を目指します。 今年度は「鉄道事業者をまたがる駅のバリアフリールート検索」に取り組みます。 1.問題意識 現在、既に鉄道各社は自社の駅バリアフリーマップを公開していますが、二つの大きな問題があると考えています。 (1)マップを見ても、バリアフリーなルートを探すのが大変難しい。 ・(例えば車椅子が通れない)段差がどこにあるのかがわからない。 ・どのルートが該当するかもわからない。 ・複数のルートがある場合でも、より負担の少ないルートがわからない。 (2)鉄道会社ごとに作られているため、ターミナル駅で鉄道会社をまたがるバリアフリールートがわからない。 ・例えば、渋谷駅の「井の頭線の開札」から「副都心線の開札」までのバリアフリールートは、このまま誰も何もしないと永遠に計算できない可能性が高い。 2.解決策 上記の問題を解決するため立ち上がりました!まずはターミナル駅(渋谷駅)で、京王井の頭線改札口、東京メトロ銀座線改札、JR玉川口改札の間のバリアフリールートを検索するプロトタイプを開発します。 プロトタイプ完成後、メンバーを増やしつつデータ整備を進めたり、鉄道会社にアイデアをPRしつつ、カバーする駅を広げていきます。 3.参加メンバー(敬称略) ・年岡晃一 ・木田和海(リーダー) ・浅野優 ・板垣真太郎 ・小副川健 ・大林勇人 今年度から参加 ・植田順 4.開発内容 4.1.データ設計 (1)データトポロジ GISで一般的に用いられている、エッジ(今回はWay)とポイント(今回はPoint)といった2種類のクラスで、駅構内の施設や通路を表現する方式を採用。 (2)クラス定義 下記(記事)参照。 4.2.データ収集 2015年1月11日(日)午後に渋谷駅にてフィールドワークを実施して、京王井の頭線改札口、東京メトロ銀座線改札、JR玉川口改札の間のバリアフリールート検索に必要なデータを収集。 4.3.開発するアプリケーション (1)データ収集のためのツール (2)バリアフリールート表示アプリケーション
Update: Jan 13, 2016

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昨年度のアイデアです。理念やコンセプトは継承します。 http://idea.linkdata.org/idea/idea1s35i 毎日の通勤混雑の問題を解決するために、統計データ、公共データ、定点観測データをLODとして活用するアイデアです。電車内のみでなく、ホームや駅の出口などの混雑を含めた、通勤経路全体での混雑問題を解決することがポイントです。 【データの使い道(目的)】 ・個人が、混雑しない通勤経路や時間帯を探す。また、混雑しない居住地を探す。 ・個人が、職探しをする際に混雑しない地域に職場がある企業を探す。 ・個人が、ベビーカーを使用してお出かけする際に、混雑しない経路や時間帯を探す。 ※将来的には、出店やイベント開催に向けたマーケティング、駅などのインフラ改修、災害時の誘導などに活用することも視野にいれます。 【使用するデータ】 ■通勤に関する集計データ■ 問題(混雑)が発生する場所が特定できるデータを収集します。定点観測データをもとにした公共データ(自治体や官公庁など)やオープン系データを主に活用します。  ・歩道の混雑データ  ・踏切の待ち時間のデータ  ・電車やバスの混雑率のデータ  ・駅の各所の混雑状況のデータ(ホーム、エスカレータ、通路、出口)  ・人身事故や車両故障等による遅延に関するデータ  ※自動車で通勤するケースを想定する場合は、道路の渋滞データや交通事故発生状況のデータが必要  ※背景地図としてOpenStreetMap等のオープンなデータも活用 ■通勤生データ一覧■ ・通勤手段  - 電車  - バス  - 自家用車/バイク  - 自転車  - 徒歩 ・通勤経路 ・駅の乗降者数 ・昼間人口と夜間人口の差 ・事業所で働く人数 ・イベント情報 ・天気情報(統計データ) ・輸送能力 ・車の交通量 【通勤データ分析方法・通勤問題定式化】 ・生データを極力利用 ・LODの特徴を活用(Open、Linked、一意) ・出口単位の労働者人口をヒートマップ化 まず、様々なデータを収集したうえで、分析・解析手法を検討します。その結果を利用者に使いやすいような表現方法を検討し、個人の行動変容、ビジネス意思決定、社会課題解決、政策立案などに活用する流れをつくります。 【このアイデアを実現する際の課題】 ・上記の各種データを誰が、どのように取得するか。また、公開可能か。
Update: Jan 16, 2015 (大林)
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wayとpointのクラス定義です。 1.way -識別用ID:UUID -始点ID=pointの識別用ID:UUID -終点ID=pointの識別用ID:UUID -name=固有名詞:String -type=種類:String、以下のいずれか >pass >gate >gap >stair >elevator >escalator >slope >moving_walkway >tactile_paving -width=何人通れるか(ミニマム):float -distance=何メートル:float -wheelchair=車椅子で通れるか:String、以下のいずれか > yes > no > limited -baby_chair=ベビーカーが通れるか:String、以下のいずれか > yes > no > limited -number_of_stairs=(typeがstair)段数:int -capacity=(typeがelevator)定員:int -readtime=移動に要する時間:float -image=現地の写真(へのリンク):URL -roof=屋根の有無:String、以下のいずれか > yes > no -Opening_Hours=通行可能時間:String > 07:00-24:00 2.point -識別用ID:UUID -lat=緯度:float -long=経度:float -alt=高度:float -name=固有名詞:String -Type=種類:String、以下のいずれか >restroom >ticket_machine >counter >platform >gate_outside >gate_inside >exit >junction -floor_lever=所在階数:float(1.5階等も許容) -image=現地の写真(へのリンク):URL -roof=屋根の有無:String、以下のいずれか > yes > no
Update: Feb 16, 2015 (大林)
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「プロジェクトTRAIN(通勤情報を可視化することによる通勤問題解決2015)」として継続します。
Update: Jan 13, 2016 (大林)

Grant Information

Suggested fund information for realizing the idea.

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2013年、2014年に引き続き、オープンデータ&オープンイノベーションで通勤問題解決を目指します。 今年度は昨年実施した「鉄道事業者をまたがる駅のバリアフリールート検索」に継続着手します。 1.プロジェクト名を正式に決定しました。 プロジェクトTRAIN:Tsukin Rakuraku Assist INformation 2.問題意識 ※昨年度のものを継承します。 現在、既に鉄道各社は自社の駅バリアフリーマップを公開していますが、二つの大きな問題があると考えています。 (1)マップを見ても、バリアフリーなルートを探すのが大変難しい。 ・(例えば車椅子が通れない)段差がどこにあるのかがわからない。 ・どのルートが該当するかもわからない。 ・複数のルートがある場合でも、より負担の少ないルートがわからない。 (2)鉄道会社ごとに作られているため、ターミナル駅で鉄道会社をまたがるバリアフリールートがわからない。 ・例えば、渋谷駅の「井の頭線の開札」から「副都心線の開札」までのバリアフリールートは、このまま誰も何もしないと永遠に計算できない可能性が高い。 3.解決策 ※昨年度のものを継承します。 上記の問題を解決するため立ち上がりました!まずはターミナル駅で、複数の鉄道会社の改札間のバリアフリールートを検索するプロトタイプを開発します。 プロトタイプ完成後、メンバーを増やしつつ楽しくフィールドワークやデータ整備を進めたり、鉄道会社にアイデアをPRしつつ、カバーする駅を広げていきます。 データトポロジについては、昨年は独自設計でしたが、今後の普及展開や他団体との連携等を見据えて、国土交通省「歩行空間データネットワークデータ整備仕様案(平成22年9月版)」のデータトポロジを採用することにしました。 4.参加メンバー(敬称略) ・年岡晃一 ・木田和海(リーダー) ・浅野優 ・板垣真太郎 ・植田順 ・大林勇人 ・小副川健 ・東修作 ・宮武志保
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