【エントリー部門】アイディア部門
【応募者属性】社会人
【応募者名】 高橋菜奈子
【エントリー作品の権利指定】CCBY(https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja)
【利用しているオープンデータ】
郷土かるたのデータセット一覧 http://linkdata.org/work/rdf1s4829i
いろはかるた頭文字 http://linkdata.org/work/rdf1s4830i
上毛かるた http://linkdata.org/work/rdf1s4831i
越前若狭いろはかるた http://linkdata.org/work/rdf1s4832i
【利用しているパートナーリソース】
DBpedia Japanese
国立国会図書館サーチ(NDLサーチ)
LinkData.org(一般社団法人リンクデータ)
GeoNames.jp (インディゴ株式会社)
【エントリー作品の詳細説明】
郷土かるたLOD全体の企画コンセプトはスライドを添付している。さまざまな地域の郷土かるたの情報をLODとして公開することで、観光情報、国語教材、社会科教材等の活用が考えられる。
[活用のアイデア]
郷土かるたLODとして公開したデータをもとに、次のような活用のアイデアが考えられる。(イメージはスライドp.10-12)
(1)地図上にゆかりの札を表示する。(観光情報としての活用)
(2)他の地域と合わせることで、同じ文字から多様な読札があることを見せる。(国語教材としての活用)
(3) 他の地域と合わせることで、有名な人物のゆかりの地をまとめて見せる。(社会科教材としての活用)
郷土かるたLODにより、郷土の魅力を伝え、かるたという文化を継承し、子供たちの地域理解や言語感覚を育むことができる。
[素材の独自性]
かるたは、16世紀にポルトガルから伝わった南蛮カルタに起源があるが、江戸時代には庶民の遊びとして普及しており、現代においても代表的な正月遊びの一つである。今までにかるたをリンクト・オープン・データとして公開しているデータセットはなく、かるた情報という素材そのものがアイデアの中核となっている。
[展開性]
郷土かるたは、身近な地域・郷土の代表的な歴史・自然・産業・人物・文化がとりあげられているため、従来から全国各地の自治体や学校等で制作がなされてきた。郷土かるたの制作には地域活性化や教育的な効果があるが、さらに制作された郷土かるたをLOD化すれば、さらなる活用が可能になるというアイデアである。他の地域との比較も容易になるため、地域理解・言語理解をさらに深めることができる。
[実現にむけて]
データセットの作成は開始しており、次の4つのデータセットを作成済みである。
詳細はデータ部門への応募内容(http://idea.linkdata.org/idea/idea1s2086i)を参照。
郷土かるたのデータセット一覧 http://linkdata.org/work/rdf1s4829i
いろはかるた頭文字 http://linkdata.org/work/rdf1s4830i
上毛かるた http://linkdata.org/work/rdf1s4831i
越前若狭いろはかるた http://linkdata.org/work/rdf1s4832i
武蔵府中郷土かるたについては、すでに権利者の許諾が得られており、近日公開予定である。今後もかるた制作団体や、かるたに関係する協会・個人等に働きかけをしてデータの充実をはかる。これらをもとに、アプリケーションの開発をしてくれる協力者を募集したい。
Update: Jan 15, 2017
(Nanako Takahashi)