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小倉百人一首LOD

License : CC0
小倉百人一首をLOD化したデータセットです。かるた遊びや坊主めくりのゲームを作成するために必要な情報をデータ化しています。小倉百人一首は、既存のウェブサイトやゲームアプリが数多くありますが、各要素を整理し、RDF形式で提供できるようにしました。歌人の情報や、歌枕として詠まれた地名の緯度・経度等、他の情報資源ともリンクしています。また、小倉百人一首は、かるただけでなく、和歌として親しまれ、刊本・写本・錦絵・書道などの様々な作品があります。各地の図書館では、所蔵する百人一首の古典籍画像にオープンなライセンスを付与されて公開されています。これらの古典籍画像のオープンデータをつなぎ、翻刻もデータ化したところが、本データセットの独自性です。
Update: Jan 14, 2018

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【エントリー作品の詳細説明】 小倉百人一首をLOD化したデータセットである。競技かるたで利用される公式かるたの情報をもとに、かるた遊びや坊主めくりのゲームを作成するために必要な情報をデータ化した。小倉百人一首は日本人なら誰でも知っている遊びであり、かつ、近年は漫画『ちはやふる』が人気を博すなど競技かるたのブームもあり、ウェブサイトやゲームアプリも数多く存在する。本作品ではかるたに必要な各要素を整理し、RDF形式で公開することで、機械可読性を高め、新たなアプリケーション開発が容易になるように作成した。公開プラットフォームとしてLinkDataを選択し、アプリ開発者からの可視性と持続可能性を担保している。また、小倉百人一首は、かるた遊びだけではなく、和歌としても親しまれてきた。全国各地の図書館には様々な古典籍が所蔵されており、近年、その画像がオープンデータとして公開されるようになってきた。本データセットでは、これらの古典籍の画像データもリンクすることで、新しい発想でのデータの活用が可能になることを狙っている。作成したデータはCCBYで提供する。本作品からリンクしている画像も、CC0、CCBY、CCBY-SA相当の利用条件で提供されているものに限っているため、本作品全体のオープン性は確保されており、既存のオープンデータに付加価値を与え、流通に寄与するものである。小倉百人一首LODは、文化情報資源として発展の可能性をもった豊かなかるたの世界をもっと身近に感じられるようにするために、さまざまな情報資源をリンクし、オープンデータとして提供する取り組みである。 [データのモデル] かるたのLODは世界的にも事例がなく、昨年度の応募作品の「郷土かるたLOD」を踏まえて、今年度は「小倉百人一首LOD」のデータモデルを設計した。公開プラットフォームとしたLinkDataは表形式でデータを扱っているため、ソースの種類ごとにテーブルをわけて複数のデータセットで表現している。下記のデータセット(現時点では8つ)を組み合わせることによって、小倉百人一首LODの全体を実現する。 ・小倉百人一首かるたデータ http://linkdata.org/work/rdf1s6834i  ・小倉百人一首の歌人データ http://linkdata.org/work/rdf1s6833i ・小倉百人一首オープンデータ画像リスト http://linkdata.org/work/rdf1s6836i - 小倉百人一首(国立国会図書館所蔵) http://linkdata.org/work/rdf1s6837i - 小倉擬百人一首(国立国会図書館所蔵) http://linkdata.org/work/rdf1s6838i - 小倉山荘色紙型和歌(国立国会図書館所蔵) http://linkdata.org/work/rdf1s6839i - 小倉百首(大阪市立図書館所蔵) http://linkdata.org/work/rdf1s6840i - 小倉百人一首(国文学研究資料館所蔵) http://linkdata.org/work/rdf1s6856i 基本となる「小倉百人一首かるたデータ」では和歌ごとにリソースを設定し、歌人については別リソースとして「小倉百人一首の歌人データ」を設定して、和歌から歌人にリンクする形を基本とした。加えて、各地の図書館等で所蔵する古典籍の画像のうち、オープンなライセンスを明示した形で公開されているものについて、和歌ごとに画像のURLと翻刻のデータを作成し、基本となる「小倉百人一首かるたデータ」からリンクを形成している。各々の和歌が収録された古典籍に関する情報は「小倉百人一首オープンデータ画像リスト」に書誌事項を記入している。現時点では、5点の古典籍についてデータを作成した。今後、順次、追加していく予定である。 ※複数のデータセットを組みあわせたグラフの例は【説明画像】を参照してください。 [かるたの語彙] 小倉百人一首LODでは、一般的な語彙でカバーできるものは一般的な語彙を用いつつ、かるたに特有の語彙は独自定義を用いた。昨年度の応募作品「郷土かるたLOD」で独自適宜した語彙(読札のテキスト、取札のテキスト、読札の画像、取札の画像)に加えて、小倉百人一首用に語彙を追加している。かるたは読札と取札の2枚のカードが1つのセットとなっているが、いろはかるた(郷土かるたを含む)と逆に、百人一首の場合は読札に絵があり、取札はテキストのみとなる。小倉百人一首用に独自定義した語彙は、上の句、下の句、ヨミの表記(現代かな遣い、歴史的かな遣い、ローマ字表記)、決まり字、坊主めくり用の区分である。なお、歌枕として詠まれた地名と緯度・経度、出展の選集と部立ては既存の語彙を用いた。 ※詳細は http://karutalod.web.fc2.com/ogura.html を参照してください。 [既存のオープンデータへのリンク] 小倉百人一首は、かるただけでなく、刊本・写本・錦絵・書道などの様々な形態があり、近年、図書館が所蔵する古典籍がデジタル化され、オープンなライセンスを付与されて公開されている。これらの古典籍画像のオープンデータのリストを作成し、翻刻もデータ化した。かるたデータからこれらの古典籍画像にリンクを形成したところが本データセットの独自性である。各図書館が単体でバラバラにオープンデータとして提供している文化情報資源をリンクすることによって、新たな価値を生み出す可能性に期待をしている。たとえば、ゲームアプリの中で古典籍の画像の活用ができたり、翻刻データを使って和歌ごとの日本語表記のバリエーションの分析できたりする可能性がある。 歌人のデータは基本情報として漢字表記・歴史的かな遣いのヨミ、現代かな遣いのよみ、ローマ字表記、英語翻訳名をデータ化した。加えて、DBPedia、NDL Authoritiesにリンクし、歌人に関する詳細な情報は外部リソースにゆだねることにしている。
Update: Jan 14, 2018 (Nanako Takahashi)
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【説明画像】 サンプルとして「春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山」から歌人および古典籍3点へのリンクをはったものの画像を添付した。 ※グラフの作成の詳細は http://karutalod.web.fc2.com/ogura.html もご覧ください。
Update: Jan 7, 2018 (Nanako Takahashi)
Web page detail
【関連するウェブサイト】 小倉百人一首LODの詳細を記述したウェブサイトです。ぜひ、あわせてお読みください。
小倉百人一首LOD http://karutalod.web.fc2.com/ogura.html
小倉百人一首のLOD(Linked Open Data)のためのウェブサイトです。 小倉百人一首LOD 小倉百人一首のLOD化を進めています....
Update: Jan 9, 2018 (Nanako Takahashi)
Web page detail
【利用しているオープンデータ】 小倉百人一首の歌人からDBpediaにリンクしている。
DBpedia Japanese http://ja.dbpedia.org/
DBpediaはWikipediaから情報を抽出してLOD (Linked Open Data)として公開するコミュニティプロジェクトです.本家のDBpediaは主にWikipedia英語版を対象としています.DBpedia Japanese の目的は,Wikipedia日本語版を対象としたDBpediaを提供することです...
Update: Jan 4, 2018 (Nanako Takahashi)
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【利用しているオープンデータ】 小倉百人一首の歌人から国立国会図書館典拠データにリンクしている。
Web NDL Authorities http://id.ndl.go.jp/auth/ndla/
Web NDL Authoritiesは、国立国会図書館で作成し、維持管理する典拠データを一元的に検索・提供するサービスです。サービスの概要については、「Web NDL Authoritiesについて」をご覧ください。All the authority data created and maintained by the NDL is available. Read more about Web NDL Authorities. ....
Update: Jan 9, 2018 (Nanako Takahashi)
Web page detail
【利用しているオープンデータ】 国立国会図書館デジタルコレクションに収録されたオープンデータのデジタル画像を利用している。
国立国会図書館デジタルコレクション http://dl.ndl.go.jp/
国立国会図書館デジタルコレクションは、国立国会図書館で収集・保存しているデジタル資料を検索・閲覧できるサービスです(収集・保存したウェブサイト、CD/DVD等のパッケージソフトは除く)...
Update: Jan 4, 2018 (Nanako Takahashi)
Web page detail
【利用しているオープンデータ】 国文学研究資料館日本古典籍データセットに収録されたオープンデータのデジタル画像を利用している。
日本古典籍データセット | 人文学オープンデータ共同利用センター http://codh.rois.ac.jp/pmjt/
日本古典籍データセット 日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画においてデジタル化された古典籍のデータを、日本古典籍デー....
Update: Jan 4, 2018 (Nanako Takahashi)
Web page detail
【利用しているオープンデータ】 大阪市立図書館デジタルアーカイブに収録されたオープンデータのデジタル画像を利用している。
Update: Jan 4, 2018 (Nanako Takahashi)
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【関連する応募作品】 小倉百人一首LODを活用したアイデアは、アイデア部門に応募している。

小倉百人一首LODで古典籍画像活用

Create:Dec 20, 2017, Update:Jan 14, 2018
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Update: Jan 4, 2018 (Nanako Takahashi)
Idea detail
【関連する応募作品】 2016年の応募作品。かるたの独自語彙は、小倉百人一首も郷土かるたも共通である。

郷土かるたLODデータセット

Create:Jan 9, 2017, Update:Aug 18, 2019
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Update: Jan 4, 2018 (Nanako Takahashi)
Data detail
【エントリー作品】
Update: Jan 9, 2018 (Nanako Takahashi)
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【エントリー作品】
Update: Jan 9, 2018 (Nanako Takahashi)
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【エントリー作品】
Update: Jan 9, 2018 (Nanako Takahashi)
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【エントリー作品】
Update: Jan 9, 2018 (Nanako Takahashi)
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【エントリー作品】
Update: Jan 9, 2018 (Nanako Takahashi)
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【エントリー作品】
Update: Jan 9, 2018 (Nanako Takahashi)
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【エントリー作品】
Update: Jan 9, 2018 (Nanako Takahashi)
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【エントリー作品】
Update: Jan 9, 2018 (Nanako Takahashi)

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Suggested fund information for realizing the idea.

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小倉百人一首は、誰もが知っている日本の正月のかるた遊びです。和歌としても親しまれ、刊本・写本・錦絵・書道など様々な形態の作品があり、全国各地の図書館に所蔵されています。近年、図書館が所蔵する古典籍画像にオープンなライセンスを付与され、公開されるようになってきました。本アイデアは、バラバラに公開されている古典籍画像を「小倉百人一首LOD」としてつなぎ、活用をはかるものです。小倉百人一首LODでは、かるたに必要な情報を整理してRDFで提供していますので、ゲームアプリで古典籍画像を活用できます。また、古典籍画像はそれぞれの和歌の表記の違いを忠実に翻刻していますので、各種の刊本・写本の比較研究ができるようになることが期待できます。既存のオープンデータをリンクし、文化情報資源を活用した新しい価値をつくりだすためのアイデアです。
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Ogura Hyakunin Isshu is a classical Japanese anthology of 100 poems and is a card game that every Japanese knows. “Ogura Hyakunin Isshu LOD” has been created as a open data sets of poets and image data and gotten the best data set award of the LOD Challenge 2017. “Ogura Hyakunin Isshu” have been translated into various languages including English since ancient times. This year translation data was added. After defining Karuta's vocabulary for multilingualization, we created English translation data. It has become possible to link English translation data with image data of Japanese rare books held in libraries. Therefor “Ogura Hyakunin Isshu LOD” can provide Japanese traditional attractive open data to the world.
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